2013年03月04日

【印鑑・デザイン物語】(その2)

【印鑑・デザイン物語】(その2)





平安時代の後期になると花押(かおう)が登場します。

現代の「はんこ」社会から想像するのは困難ですが、鎌倉・室町時代は

サインの時代でした。


そのサインというのは「花押(かおう)」と呼ばれ、各個人の一筆書きの

ような書き文字で所謂、現在のサインとよく似たもので、この時代は

印章より花押の方が重要視されていました。







その後、戦国時代には花押(サイン)に取って代って印鑑の使用頻度が

増してきました。印鑑に変わった理由は戦争に明け暮れていたため辞令

交付に便利であったことが挙げられます。





また、この当時の印鑑は知識人や知恵者の武将が印鑑を所持している

ことから印鑑の持つ霊力と自己の勇猛を引き出す神宝と信じられていました。

それそれの武将が競って印鑑や印判を作り、戦場に持って行ったことから

印鑑の霊力発見、印鑑の福徳と吉凶は戦国時代から始まったと言えそうです。


天下統一を夢見る武将たちは、それぞれ独自の個性にみちた印章を用いる

ようになりました。

鎧兜や旗印などと同じく、自ら用いる印鑑にも権威を強く押し出そうとしたのです。


例えば、武田家は「龍の印」、上杉家は「獅子の印」、北条家は「虎の印」などや

織田信長の「天下布武」の印章も有名です。美濃稲葉山城を攻略した直後に

つくられたもので、天下統一への悲願が込められた印鑑です。






以上の様に大変興味深いのは、混沌とした戦国の世の中を生き抜いた

武将たちは、自身の権力や存在感をより一層強くアピールする1つの

手段として、現代に通じる「ロゴ・シンボルマーク」を既にこの時代から

使っていました。


21世紀の先行き不透明な現代社会にも十分参考に出来て、深く考えると

何がしかのビジネスチャンスが見つかりそうな感じがします



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Posted by デザインはんこ at 18:22│Comments(0)情報
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