2017年02月02日

1月度 読書カフェ

【経営者の読書タイム vol.34】
---- 特にランニングが趣味の経営者には必ず読んで頂きたい一冊 ----



新規事業の立上げなどを考える経営者も少なくないこのご時勢に、足袋作り100年の老舗企業が、新規事業にランニングシューズ作りに挑む物語。
最盛期には200名を超える社員を抱えていたが、現在では20数名にまで減った社員を何とか守り抜こうとする社長。その社長がひょんな事からランニングシューズ作りに社運をかけることになった。

シューズ作りの技術面のいろはから、莫大な資金を要する設備投資で難航する銀行との交渉など多くの苦難を乗り越えながらも、シューズ作りは一歩一歩前に進んでいく。
多くの困難を少しずつ解消しながら、このシューズは日本を代表する一流ランナーに選ばれて世間の脚光を浴びようとするが、対立する大手シューズメーカーがそれを黙って見逃す訳がない。

会社の跡継ぎを考えていなかった就活中の社長の息子は、手伝い程度で取り組んだこのシューズ作りを通して真の仕事の意味を理解することになり、また社員たちの結束も高められることになる。
新たな挑戦には当然リスクは付き物で、降りかかってくる予想外の様々な困難を社員一丸で乗り越えていきながら人と共に会社も成長していく。

陸王
池井戸 潤 著
集英社


【読書カフェ vol.35】
----- 人と人の心をつなぐ活版印刷 -----



自分の仕事柄、タイトルに引かれて手に取りそのままレジへ。もう10年以上前になるが、永年に渡って印刷業を営んでいる社長に、「うちは活版の時代から印刷やってるから」というフレーズを思い出した。
その当時は、いやこの本を紐解くまでは、パソコンが現在のように普及していなかった時代は、印刷一つにしても大変だったのだろうなと軽く思っていた。

確かにデスクトップ上で原稿を確認できて、場所も取らずに作業を行えて、更に校正などの作業も作った原稿をそのままメールで先方様に確認してもらうのは非常に効率はいい。作業もスマートに出来てスピードアップにも自然とつながる。

一方、活版印刷は活字を一つひとつ拾って印刷の版を作り、印刷機を動かしながら紙に判でも捺すかのように印刷して、刷り上った実際のものを見るという一見とても効率が悪そうな、そして時間もかかる作業ではあるが、パソコンを使って刷りあがった印刷物にはないある温かみを感じる。

活版印刷で刷られた印刷物そのものには何とも言えない価値が生まれ、また印刷所の人と印刷物を発注した人との間には、ある一種の深い信頼感が生まれるようだ。

活版印刷三日月堂 星たちの栞
ほしおさなえ 著
ポプラ文庫



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Posted by デザインはんこ at 20:29│Comments(0)情報
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