Posted by at

2016年12月07日

11月度 読書感想文

【2016 読書感想文 29/50】



-----徹底した顧客データ管理とお客様との接点つくり強化-----

雨後の筍のごとく世の中に家電量販店なるものが現れ始めた20年ほど前、東京は町田市の社員40名ほどの小さな町の電気屋さんが従来の安売りから決別して、値引き販売は一切やめて毎年黒字を出し続けている。

電気屋さんがカツオやジャガイモを毎週末、店頭で大盤振る舞い、月毎にエゾ鹿肉祭り、ホタテ貝祭り、たまご祭り、サンマ祭りなどのイベントを通して顧客との距離を縮める。
また、顧客データを基に特に高齢者宅に訪問して「御用聞き営業」するなど、徹底した顧客中心、かつ提案営業で粗利40%を確保しているという。

大手量販店に囲まれ先行きが見えなくなった20年前、社員、お客様、取引先が筆者自身を奮い立たせ、困難な状況をプラス思考を心掛けたところ、徹底したサービスでお客様の心をつかむ発想が浮かんできたという。
人間、困難な状況の中でチャンスが掴めるという事実を目の当たりに出来る一冊だ。


「脱・値引き」営業
~小さな町の電気屋さんが20年連続黒字の秘密~
山口 勉 著
日経BP社



【2016 読書感想文 30/50】




----- 勝てるシューズとは!「足」をみれば、すべてがわかる! -----

40年以上にも渡り主にランニング競技において、多くのオリンピックメダリストなどのシューズ作りに関わってきた。

一人ひとりのランナーの足や筋肉に触れて感触を確かめ、足を計測したデータと手で触れた感触で、ランナーの走る姿まで思い描くことができるという。
更には、そのランナーが求めているクッション性やフィット感をイメージしながら、シューズ作りを進めていく。
また、各ランナーにアドバイスをしながらコミュニケーションを深めていき、選手が持っている能力を最大限に引き出していく。

トップアスリートになればなるほど繊細さが増して、ランナーが持つフィーリングはシューズ自体の機能より重要視しなければならない。わずか数ミリの違和感がメダルを遠ざけることもあるという。

著者はこれまでに瀬古利彦、森下広一、有森裕子、高橋尚子、野口みずきなどの蒼々たるマラソンランナーらにシューズを提供。青山学院大学駅伝チームのシューズ製作も行い、15年16年の箱根駅伝連覇に貢献している。


一流なぜ「シューズ」にこだわるのか
三村仁司
青春出版社


【2016 読書感想文 31/50】



----- 生き残りをかけて頑張る会社は、死ぬ!? -----

2020年の東京オリンピックの特需に向けて何とか景気は維持できそうだが、その後の
2025年には年齢構造上、最も多い団塊の世代がすべて後期高齢者となり、国民の5人に1人が75歳以上、3人に1人が65歳以上の超高齢化社会に日本は突入する。

江戸時代から明治時代へ、太平洋戦争終戦前から終戦後へのシフトに匹敵するほどに世の中が激変する。
過去からの延長線上の努力をすればするほど、その思考自体に生き残れない原因があるという著者の言葉に素直に頷ける。従来の会社は、「生き残る」から「生まれ変わる」に思考を変えていかなければならない。
企業として、他社には劣らない強み2つを早急に前面に押し出して、それらを融合させて、他社に簡単には真似されないような独自の商品・サービスで世の中に貢献していかなければこの先、生き残れない。

本書で紹介される7社は、世界を見据えながら事業を展開しており、そこで働くトップや社員が未来へ向かう輝かしいストーリーを信じている。
本書を紐解けば、必ず何がしかの経営のヒントを掴めるだろう。


あなたの会社が最速で変わる7つの戦略
---生き残るための経営のヒント---
神田昌典/加藤 鉱
フォレスト出版  


Posted by デザインはんこ at 13:09Comments(0)情報