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2016年08月01日

7月度 読書感想文


【2016 読書感想文 21/50】



-----サービスはまごころ!-----

「飛び込み営業」でベンツを日本一売る男、「デパ地下の女王」とんかつ娘の気迫、「客を母と思え」もつ焼き屋の流儀、
どの達人もさすが極めた人は違うとただただ感心させられる。
ベンツという超高級車を飛び込み営業という泥臭い売り方、デパートは華やかだが、デパ地下は少し華やかさから
遠ざかった主婦連中が殺到する場所、そして高級レストランではなく煙が洋服に染み付くもつ焼き屋といった所謂、
かしこならなくていい場面でのサービスが日本人の心に響くようだ。

サービスとは客が考えていることを察知して、先回りして動くという高度な接客技術だ。更にはサービスを施す本人が、
まごころを込めて相手に接することでしかその本意は相手に伝わらず、研究されたマニュアルをもう一歩超えたところの
領域にそのサービスが達しなければ伝わらない。

金銭を伴わないサービスは諸外国ではほとんど見られず、日本にはたとえお金にならなくてもサービスに命を懸けている
人たちが大勢いる。自分自身の仕事のもう一歩先を目指していつまでも極限を追求していく仕事人に拍手を送りたくなる。

「サービスの達人たち ~究極のおもてなし~」
野地秩嘉 著
新潮文庫



【2016 読書感想文 22/50】



----- 悔し涙とうれし涙に震えた2代目女社長の10年戦争 -----

父親が経営する産業廃棄物処理会社がニュース報道で存続が危ぶまれる危機に直面。30代の愛娘が「この会社を
継ぐのは私しかいない!」と自ら2代目社長に就任。
意気込んでトップに就いたのは良かったが、当時の社内はほとんどが男性で、彼らの平均年齢も55歳と新社長の
指示などになかなか耳を傾けそうにない輩ばかり。
しかも会社のいたるところには、ヌードグラビアが貼られるなど荒れた社風の中、若き女社長は、あの手この手で何と
しても「永続企業」に変えてみせるというミッションを胸に抱き前に進み続ける。

その結果、会社の現在の売上は右肩上がりになっただけでなく、社内の設備や周辺地域に施した環境を見学したいと
国内の企業のみならず、世界各国から視察団がひっきりなく訪れるなど以前とは比較にならない発展を遂げた。
更には2014年にはそれらの業績が認められて「文部科学大臣賞」などを受賞する。
まさに小説のような実話で、想像を超える現実に勇気がもらえる一冊だ。
絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!

~2代目社長の号泣戦記~
石坂典子 著
ダイヤモンド社  


Posted by デザインはんこ at 17:36Comments(0)情報