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2017年04月10日

読書カフェ vol.38

--- ドラッカーが説いたマネジメントを理解し、実践する一番の教科書 -----





「ほとんどあらゆる組織にとって、もっとも重要な情報は、顧客ではなく非顧客についての
ものである」

「組織は目的ではなく手段である」

「成果をあげる者は、新しい活動を始める前に必ず古い活動を捨てる」

「すでに起こった未来を探せ」

「顧客にとっての関心は、自分にとっての価値、欲求、現実である」

「人間力の醸成と方向づけこそマネジメントの役割である」

「成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする」

「組織の中に成果は存在しない。すべての成果は外にある」

「市場において知識という資源を経済価値に転換するプロセス」


本書はドラッカーの著作に学んで、成果をあげた日本の中小企業の物語。
ドラッカーの言葉そのものは理解し難いフレーズも少なくないが、本書では様々な業種の経営者がドラッカーの言葉に触れて、脳裏に残った言葉を手がかりに行動を起して、企業が改善・再生していく18話の物語として紹介されている。

その18話はノンフィクションで如実に紹介されているため、事業・仕事・人・セルフの4つの領域におけるマネジメントに係るドラッカーの言葉をより深く理解することができて、読み解きながら否応なしに自社の様々な局面に思いを巡らせてしまう。
ドラッカーの著作や言葉には、不思議な力があり読者を動かしてしまう。自社(自身)の環境に鑑みて、今の自分に最も必要なドラッカーのワンフレーズを見つけ出し、その一言を徹底的に実践する、実践したくなる一冊だ。


※マネジメント
主にビジネス上のおける様々な資源や資産・リスクなどを管理し、
経営上の効果を最適化しようとする手法


ドラッカーを読んだら会社が変わった!
佐藤 等 著  清水祥行 編集協力
日経BP社  


Posted by デザインはんこ at 11:44Comments(0)読書感想文

2016年04月07日

3月度 読書感想文



【2016 読書感想文 9/50】
「自社の経営を良くしたい・・・」
経営者であれば、誰しもこれを実現するために四六時中、この事に想いを巡らしているでしょう。
自社の経営状態を良好に保つために経営戦略を練り、より良い戦術で市場に対してアピールしていくことは欠かすことができません。
これらの事は当然であり、その大前提として経営者は使命感を持ち、進むべき方向を自覚して、それを部下にしっかりと示さなければなりません。
この書で注目したいサブタイトルの「小さなことから会社は変わる」というところは、早朝に誰よりも早く出社して掃除をする、ハイ!と言う元気な返事をする、散らかっている書類などを整理するという、そんな小さなことが企業経営を良くするということには、中々簡単に腑に落ちないところです。
しかし、家庭のみならず、企業経営においても「小さなこと」への取り組みが、大きな変化をもたらしてくれて、そういった「小さなこと」を直ぐにでも実践したくなる経営者には必読の一冊です。







【2016 読書感想文 10/50】
「いのち」を輝かせるとは、どういうことでしょうか!
数十年前は夏場の夕刻、生ぬるい空気の中を「人魂(ひとだま)が飛ぶ」光景まで見たことはないにしても、そんな話題から肝試しと称して当時の子供たちは夏休みを過ごしていました。
最近は専らそのような話しは遠い昔話しになってしまい、現在に比べてその当時は「こころ」や「たましい」を人間の大切な部分として考えられていたと思います。
与えられた生命を完全燃焼させ、周囲に喜びや活力を放って生き抜いた人は「いのち」を輝かせた人と言えるでしょう。
その中でも突出した人が「偉人」と呼ばれ、私たち凡人には到底及びも付かないほどに「いのち」を輝かせました。
春夏秋冬の季節や大自然の「いのち」の輝きをこれからは、自分の感性を研ぎ澄ませてそれらを肌で感じていき、人の「いのち」、物の「いのち」は元より自分の生き方をも考えさせられ、何よりも力強く生き抜く勇気を見出せる一冊です。







【2016 読書感想文 11/50】
出会ったみんなに「ありがとう」を伝えたい!
大濠公園でよくお見かけする道下さんが書かれた本。
私もマラソンを始めて5年目。道下さんのマラソンへの想いがズンズン伝わってきて、一気に読みました。
「マラソンに出合ったことで、私は目標をもって人生を歩む楽しさを知りました。まさに走ることで人生が変わっていったのです。もちろん、それは私が1人でなしえたことではなく、いろいろな人たちの応援とさまざまなアドバイスを頂いたからこそ実現できたことです。
何よりの幸せは、仲間とともに目標に向かって挑戦できること。もっともっと成長していきたい、素直にそう思えるようになりました。」・・・本文より







【2016 読書感想文 12/50】
大手出版社が著名な経営者や学者を招いて開催する「危機を乗り越える経営セミナー」、ビジネス系の雑誌を開けば「新たなアイデアを生む方法…」、世間一般でも名の知れた大手企業が「社員のやる気を向上させる仕組み作り」など、世の中の企業が今の日本の過渡期を乗り切ろうと躍起になっているようだ。
経営者は本気で事業の永続を考え続けなければ、アゲンストの風にすぐに吹き飛ばされてしまう状況はまだまだ続きそうだ。
事業の永続を考える根本が「経営理念」であり、特にこの時代は経営理念なしで事業を続けることは出来ないと断言できる。
「そもそも経営の目的とは?」
「経営理念とは何か?」
「経営理念はどうやって考えたらいいのか?」
更には、その経営理念を深化させ、実践・浸透させる方法などが、非常に簡易な
言葉で分かりやすく書かれており、経営者やこれから起業する人には超お奨めかつ、必読の書だ。  


Posted by デザインはんこ at 12:28Comments(0)読書感想文

2016年01月20日

2016 読書感想文 3/50





ひと通り目を通したが、「起業」に関する章で、日本ではある業種で起業をして運悪く
数年後に事業を閉鎖しなければならない状況になった経営者が、同じ業種に再就職を
希望した場合、アメリカなどはそういった人材を歓迎するらしいが、日本では敬遠されがちだ、
というところに日米の考え方の違いにハッとさせられた。

また、別の章では強いパッションのある経営者ほど、従業員とのコミュニケーションを重視する
傾向が強いらしく、そしてコミュニケーションが盛んな企業ほど、その成長は高まるいうところには
なるほどと頷ける。
つまり、「経営者のパッション・・・・・コミュニケーションの活性化・・・・・ベンチャーの成長」。


一番気になった部分「成功へ導く黄金の思考パターン」を本文より抜粋しておく。

1.疑問
現状に対して常に疑問を投げかける。
「もし私がこれをしたら(if)、世の中はどうなるか(what)」を考え続ける。
・・・・・現状に対して常に疑い疑問を持つこと。現状で満足すると思考が停止する。

2.観察
興味を持ったことを徹底的にしつこく観察する。
・・・・・既存のモノと別の既存のモノの新しい組み合わせで新しい価値が生まれる。

3.実験
それらの疑問・観察から、「仮説を立てて実験する」
・・・・・さらに深堀りしていく

4.他社の知恵
自身で考えるのではなく、「誰かとその問題について話し合う」
・・・・・自分自身で疑問を解き明かさなくても、「誰が何を知っているか」を知って
いるから、その人に聞けばいい、という問題解決方法。
  


Posted by デザインはんこ at 17:03Comments(0)読書感想文